【店舗マニュアル・カルテ】開業時につくっておきたい、サロンの仕組み

サロンを開業するとき、
「どんな内装にするか」
「メニューはいくらにするか」
「どうやって集客するか」
など、目に見える準備に意識が向きがちです。
でも、スタッフを雇用してサロンを運営するのであれば、もうひとつ大切な準備があります。
それが、「人が変わっても、サロンらしさを保てる仕組み」をつくること。
マニュアルは、「ルールを書いたもの」ではない
マニュアルというと、「これはこうしてください」「これは禁止です」という細かなルールをまとめたものを想像するかもしれません。
もちろん、業務上必要なルールはあります。
でも私たちが開業時につくるマニュアルは、それだけではありません。
「このサロンでは、何を大切にしているのか」
「お客様にどんな体験をしてほしいのか」
「スタッフには、どんな考え方で仕事をしてほしいのか」
そんな考え方を、日々の仕事に落とし込んでいきます。
オーナーのこうしたいという想いを、共有できる形にする
開業したばかりの頃は、オーナー自身がすべてを把握しています。
だから、
「うちではこうしてほしい」「この場合はこう対応してほしい」
と、その都度伝えることができます。
でも、スタッフが増えてくると、それだけでは回らなくなります。
人によって言うことが違う。
スタッフによって対応が違う。
「聞いていません」「そんなルールだとは知りませんでした」
そんな小さなズレが、少しずつ積み重なっていきます。
だからこそ、オーナーの頭の中にあるものを、共有できる形にしておく。
それが、開業時に仕組みをつくる意味です。

カルテや販促ツールも、顧客体験の一部
開業プロデュースで制作するのは、マニュアルだけではありません。
カウンセリングカルテ
お客様との会話や施術履歴を記録し、次回の提案につなげるためのもの。
ホームケアカード
施術後のケアをわかりやすく伝え、お客様との関係を次につなげるもの。
販促ツール
単に商品を売るためではなく、サロンが伝えたい価値をお客様に届けるためのもの。
これらもすべて、「私たちのサロンでは、お客様にどんな体験をしてもらいたいのか」という考え方から逆算します。

もちろん、マニュアルを一冊つくったからといって、組織が自然にうまくいくわけではありません。
実際の現場では、
「この場合はどうする?」
「このルールは今のままでいい?」
「スタッフが増えたら、ここを変えたほうがいい」
ということが出てきます。
マニュアルは完成品ではなく、サロンと一緒に育てていくもの。
開業時に土台をつくり、実際の運営を通してアップデートしていく。
その繰り返しが、オーナーに依存しないサロンづくりにつながっていきます。
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ネイルマックス12月号「マニキュアリストのお金事情」6ページ担当
